新潟・結銀舎のブログ 〜オーディオ版〜
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2026年5月7日木曜日
CELESTION 1
2026年4月23日木曜日
静かさの按配
昨今は、否が応でも色々な情報が耳目に飛び込んで来るので、人体が普段どれほどのノイズに曝されているかという事について、私たちは耳学問でもって何となく分かっている。けれども、自分たちの感覚がそれら諸々のノイズとバランスする形で維持されている、という点をあらためて考え直してみると、そうした何となくの認識が思いのほかぞんざいで、時に的外れであることに気付く。ノイズについて、不要で有害な排除すべき情報としての存在とは別の側面が見えてくるからだ。
市内の「砂丘館」へ行った時の事を思い出した。
自分以外には来館者の一人もいない平日の館内から土蔵の展示室へ入った時、作品を観ているうちに耳鳴りがしてきて、それが収まったら、今度はどこからか微かな連続音が聴こえてきた。それが自分の着けている腕時計の音だと気付くまでしばらくかかり、その間自分は音の出どころを探して誰もいない蔵の中をキョロキョロ見廻していた。
厚い土壁で外部からの環境音が遮られた極端な静寂に戸惑いつつも順応した耳が、室内で唯一の音源である腕時計の音を拾っていたのだった。耳のまわりの空気が妙にモッタリとまとわりつくようなこの時の感覚は、某社のノイズキャンセリングヘッドホンの無音時のそれに似通っていた。
ここでオーディオに目を向けてみると、ノイズを遮断して、制震して、といったような音質や静特性向上のために何かを「する」方向とは別のやり方も見えてくるように思う。
平たく言えば、飛び込むノイズは飛び込ませ、震えるものは震わせておくというような。もちろん安全上必要な部分はきちんと踏まえたうえで、かつ原理主義的に走らないようほどほど(ここがいちばんの肝要かも知れない)にバランスをとって、何も「しない」方向でのオーディオいじりというようなものもあっても良いのではないか、という事だ。
極端な静けさは、騒々しさとは別にこれまた人がリラックスできない状態なのだから、オーディオの中にもうるさ過ぎず静か過ぎずの、五感が均衡状態(=リラックス)を保てるちょうど良いノイズの濃度というか、“静かさの按配”というものがあるのでは?という事で。
2026年4月6日月曜日
シュアー純正針の仕様の違い種々
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2026年2月24日火曜日
カートリッジとリード線・その2
2026年2月20日金曜日
カートリッジとリード線
馴染みのお客さまが針を持って来られた。
「どうも音がきつくて。リード線の交換で音良くならないかなあと」
出されたのを見ると、オーディオテクニカのVM型。
「これ、テクニカの現行の針ですよね」
「そう。安かったから買ってみたんだけど・・・あんまり良くないやつですか?」
「いえ。テクニカのエントリークラスは普段使いの音として練られていますから、むしろ安い製品の方が聴きやすい音に出来てるはずなんですけど、きつい音・・・?ちょっと聴いてみても良いですか?」
店のプレーヤーで聴いてみるとたしかに中高域に険があり、耳当たりがきつくて聴いていられない。
「たしかに、だいぶひどい音ですね。おかしいな、テクニカのエントリークラスがこんな音のはずは・・・」
2026年2月1日日曜日
Victor SP-FS1当店カスタム品・第2版
90年代のビクター製ミニコンポ、FS-1のスピーカーです。
素材やデザインが素晴らしいだけにこの音はあまりにも惜しい。そこで、当店なりに本品をチューニングしてみました。
チューニングの内容は、要所を整えて音全体をまとめていくというもの。あくまでもSP-FS1を最良のバランスで鳴らす事を狙った処置であり、スピーカーユニットの載せ替えやエンクロージャーの加工といった改造は施していません。
このチューニングは複数のお客さまからご試聴いただき、感想を聞きつつ細部を煮詰め現在の仕様に到ったもので、外観はそのままでありながらノーマル状態とは大きく異なる音に仕上がっています。そのため、殊にノーマルの音を聴かれている方からは驚かれますが、それは、高低両端へ欲張った再生帯域を無理なく鳴る範囲へとあえて狭めた事で、逆に聴感上の音場や音像のリアリティが増したためだと思います。
店頭にてご試聴いただけますので、ぜひお試しください。
サイズ:W120・H158・D180mm
本品は中古品のため、外観には使用に伴う傷があります。
・Victor SP-FS1当店カスタム品・第2版 ステレオペア・・・・・22,000円(税込み)























