90年代のビクター製ミニコンポ、FS-1のスピーカーです。
ヨーロピアンチェリーの無垢材を使用した贅沢なエンクロージャーが特長のスピーカーです。置き場所を選ばない小ぶりでシンプルなデザインも魅力的です。一方で、肝心の音については私感ではあまり良い音ではないと思っています。
理由は再生帯域を欲張ったような音にあります。低域に不自然な付帯音があり、高域には険を感じます。コンポなので本体部とトータルでバランスする音づくりが為されているからでしょうが、単体のスピーカーとして聴くと、全帯域を通したまとまりを欠く音と感じます。
素材やデザインが素晴らしいだけにこの音はあまりにも惜しい。そこで、当店なりに本品をチューニングしてみました。
チューニングの内容は、要所を整えて音全体をまとめていくというもの。あくまでもSP-FS1を最良のバランスで鳴らす事を狙った処置であり、スピーカーユニットの載せ替えやエンクロージャーの加工といった改造は施していません。
このチューニングは複数のお客さまからご試聴いただき、感想を聞きつつ細部を煮詰め現在の仕様に到ったもので、外観はそのままでありながらノーマル状態とは大きく異なる音に仕上がっています。そのため、殊にノーマルの音を聴かれている方からは驚かれますが、それは、高低両端へ欲張った再生帯域を無理なく鳴る範囲へとあえて狭めた事で、逆に聴感上の音場や音像のリアリティが増したためだと思います。
店頭にてご試聴いただけますので、ぜひお試しください。
サイズ:W120・H158・D180mm
本品は中古品のため、外観には使用に伴う傷があります。
・Victor SP-FS1当店カスタム品・第2版 ステレオペア・・・・・22,000円(税込み)

