1920年代のウェスタン・エレクトリック製エナメル線でシェルリード線を作りました。
使用例
当店のシェルリード線で音を比較すると、階調表現の豊富な音と明るい響きが特長の仏製エナメル線と、太く濃い出音で落ち着いた表現の英国製綿巻き単線の中間の表現にあたります。
ヴァイオリンの演奏で比較すると、仏製エナメル線が明るく軽やかな響きで聴かせるところを、本品はやや張りのある表現で聴かせるといった按配で、音の響きや階調の豊富さを重視しつつも、中心音像の存在感や力感、濃さといった要素も求められる方へおすすめします。
撚り線をシェルリード線にお使いの方で、より実在感のある音を好まれる方や、にじみと喩えられる類のエコー的な響きや付帯音を廃して音源の素の響きをより抽出したいという方などにもお試しいただきたい商品です。
製品仕様: 線材長30mm、金メッキ端子(取り付け径は両端で変えてあり1.0mmと1.2mm)
線材とシェルチップとハンダのみ。カラーチューブや被覆類を一切用いない仕立てです
・製品注意事項・
*本品は製造から一世紀を経過した銅線です。きつい屈曲や繰り返しの曲げ伸ばしといった線材にとってダメージとなり得る取り扱いは避けてお使いください。
*交換時のリード線の断線や、交換作業に伴うカートリッジの破損等が発生した場合、当店は一切その責を負いません。ご購入はこの点をご了承いただいた場合のみ承ります。