2021年10月16日土曜日

シュルツKSP-130Kの修理・2

KSP-130Kの2本目を修理しています。

こちらはコイル擦れに加えて出音の不安定
これは・・・

ボイスコイル引き出し線の片側が切れて端子に当たっているだけで導通している状態でした。
大きな信号入力でコーンが前後に振られた時に接触が切れて、コーンが定位置に戻ると端子に触れてまた音が出るようになるという、なんとも器用な壊れ方です。

それにしてもこの個体、左右で引き出し線の長さがずいぶん違っています。これも東側的品質のたぐいでしょうか?
シュルツはアンプの制動力によってはコーンが前後に大きく振られるので、短い方に大振幅時の負荷が集中して断線したのでしょう。切れた方の引き出し線の長さが足りません。

引き出し線は常に振動する部分なので、強度と耐久性を出しつつ音に影響しないよう、かつシュルツ本来の音を変えないように直さなければなりません。何か良策を考えないと。






どうにか直りました