東ドイツ・シュルツ製のKSP-130K
このユニットに使用されているピンクあるいは黒のスポンジ素材で出来たエッジはこのユニットの高音質の要とされていますが、製造から半世紀を経てもまったく劣化する様子の見られない優秀な素材です。
これまで、劣化しない特殊な組成のウレタンフォームだとか、軍用素材を転用したものだといった様々な説を聞きましたが、実際のところ今もってこの素材が何なのか私は知りません。
昨日、カメラの修理をしていたら、内部にシュルツのエッジと同じスポンジ素材が使われていました。
このカメラは、東ドイツ・ペンタコン製の古い一眼レフです。
やっぱりこれも東ドイツの製品。そして、劣化していない。カメラに多用される遮光用のモルトプレーンは10〜15年ほどで劣化してネバネバに溶けたり粉状に崩れたりするものですが。
うーん、すごい。
しかしながら、相変わらず謎は謎のままなのでした。