チェコの光学メーカー、メオプタがチェコスロバキア時代にシネ関連の製品として販売していた可搬スピーカーです。テスラによるOEM品で、同社の8インチドライバーARO667を2基直列に配した構成となっています。
キャビネットは良材を奢った造りで、外観はホログラムのようにゆらゆら底光りする非常に美しい突き板で仕上げられています。デザインも素晴らしく、工芸品のような佇まいは可搬スピーカーらしからぬ洒脱さです。
音は、余計な脚色をせず音源を素のまま相応のサイズの音像にしてパッとその場に出す印象。そのためアンプなど機材のキャラクターや録音の良否は分かりやすい形で音に出ます。
本領発揮には比較的広い空間を必要としますが、可搬型ながら粗さや大味な側面はなく、繊細な響きまできちんと聴かせ小音領時にも細部の表現が削げたり曖昧になったりする事はありません。
耐入力は10w。アンプは現代的な高出力のものよりも小出力の方が適しています。真空管アンプとも好相性です。
サイズ:W462・H337・D171mm、ケーブル:直出し2.1m
・メオプタ 可搬スピーカー・・・・・75,000円(税込み)
