西ドイツ製の8インチユニットと無垢材のエンクロージャーを組み合わせてモノラルスピーカーへとリメイクしました。
エンクロージャーはかなり古い物のようで、樹種は不明ながら硬く重い材が使われています。板材は天地両側および前枠でいずれも無垢。片胴付大入れという継ぎ方で組んであります。箱には弛み留めを施してありますのでガタつきや鳴きはありません。
外観は均しや塗装はせず、ワックスのみで仕上げました。無垢の古材ですので表面の荒れや傷などありますが、歪みや割れはありません。
磁石はマグネットファブリック・ボン製
コーン紙に1箇所補修痕あり
ユニットは50年代の西ドイツ製8インチを後面開放で使用。メーカー標記はありませんが、同時期のテレフンケンやグルンディッヒと同様の軽く張りのあるストレートコーンで、マグネットと佇まいからも素性の良さがうかがえます。
フロントバッフルには15mm厚13層のラトビア産ホワイトバーチ材を使用。前面のネットにはイギリス製のデッドストック品を組み合わせました。
朗々とした音は、この時代のドイツユニットならではと言えるでしょう。
ケーブルは直出し3.5m
・西ドイツ製8インチ リメイクスピーカー・・・・・30,000円(税込み)