古いスピーカーの箱です。
メーカーは、
以前、フィリップス系のユニットが入ったシステムで見た名前のような気もしますが、思い出せません。いや、あれはITTだったか?
この箱は
左右が
大きく割れており、さらに、
底板もそっくりもげて無くなっています。
こんな箱は現代にはありませんので直しましょう。
薄い表板の下辺が欠けることなくほぼ完全に残っているので底板は現物あわせで作れそうですが、表板の左右の割れをどう直すかが問題です
割れたところが荒れているので割れ目の見えなくなるような修理はできません。傷があってももうまくおさまって見えるような佇まいに仕上げたいところですが、きれいに仕上げることが出来るでしょうか。
長丁場になりそうなので、作業の合間に作りを観察しながら少しずつ直すことにします。
昔のエンクロージャーを手入れしていると、「なるほど、こういう風にしているのか」とか、「え?こんな作りで良いの?」など、音をどう扱っているかという点において色々と発見があります。